心と体を守る為の情動マネジメント【後編】

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先日、とある講演会で会社などの組織の中で心と体を守る為に大切となる情動のマネジメント方法について学んで参りました。
前編をご覧になっていない方は、コチラから👇

tama-physical-remodeling.hatenablog.com

 【前回までのあらすじ
組織が成功を収める為には目に見える行動・結果の質よりも、むしろ直接目に見えず定量的な評価は難しい関係・思考の質が重要というお話をさせて頂きました。

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さて、今回は後編です。いよいよ、この関係の質を高める為にはどうすればいいのかについてご紹介させて頂きます。キーワードは情動マネジメントです。

 

それでは、よろしくお願いいたします。

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関係の質を高める前提となること

お互いの関係の質を高める為には、お互いの情動の状態が鍵となります。
人間は、ロボットではなく、感情の生き物だからです。
情動の状態は、雰囲気として表れ周囲の人にも伝染・影響をもたらします。

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---ちょっと脱線---
ちなみに、1日に1人の情動が何人に影響を与えると思いますか?
朝、起きて家族と会った時のアナタの表情や態度、学校や職場に行く途中にすれ違う人たちに与える影響。学校や職場であう人たちなどなど。

 

50人?100人?

 

いやいやある調べによるとなんと2万人に影響しているとか言われております。
(アメリカのどっかの機関調べ)
--脱線終了--

 

情動の状態が関係の質を決めて、それが行動の質、結果の質に連鎖していきます。
そのため、情動の状態をマネジメントすることが、自分のパフォーマンス向上と、関係の質を高める為に不可欠となるんですね。

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考える脳と、感じる脳への働きかけ

それでは、情動をマネジメントするためには何が必要なのでしょうか?
通常、教育や学習と言うとレクチャーと考察による、言葉と論理で理解するという"考える脳"への働きかけが中心となります。考える脳へのアプローチにはあまり時間を要しません。
しかし、頭ではわかるが・・ということが必ず起こります。

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主体的に動く、行動を変えるという類のものは、経験とフィードバックによる"感じる脳"への学習領域なんです。そして、感じる脳には、繰り返しと時間を要します。

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つまり、このブログを読むだけで情動がマネジメントできるようになるという類のものではないんです💦
僕の説明が悪いというのを差し引いても、理屈だけでは到底無理なんです。
経験という時間が必要なんです
ですが、そのことをしっかり認識することはめちゃくちゃ大切だと思います。

 

だって、世の中には主体的になりなさいとか、もっと行動を変えなさいとか部下とかお子さんに言ってる人って多すぎませんか?
そんなことでは人は絶対に変わりませんよ。
本気で相手を変えることが目的なのではなく、とりあえず罵っておいて自分は問題提起をしたから役割果たしたと満足して、変わらないのは相手に問題があるで片づけてスッキリしたいという目的ならば構いません。

 

ですが、本当に変わってもらわないと困る。だから、変わって貰うためにできることを本気で考えたい。そう思うのであれば、長期的な視点で作戦を考えなければ絶対に変わりません。

 

仕事が出来ない部下や言うことを聞かない子供を持つ全ての上司・親にこのことは肝に銘じて欲しいと思います。

 

前編で紹介した僕の古巣の役員は、主体的にならねばダメだと若手社員に言って満足していたので本当にお粗末で情けないですわ…

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マインドフルネスによる情動マネジメント

さて、ブログ読んでも情動マネジメントはできるようにならないと言いましたが、それだとちょっと寂しすぎるので、最後に修行の仕方のひとつをご紹介させて頂きます。

 

ずばり、マインドフルネスです

 

はい。僕が言わなくても今更感がありますね^^;
Google社や国内外の優良企業も取り上げています。また、スティーブ・ジョブズ(故:アップル共同設立者)、ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)、イチロー(元メジャーリーガー)なども取り入れております。

 

やり方などは他のサイト等でいくらでも確認できると思いますので、ここではマインドフルネス歴が半年程度の僕の思いをお伝えさせて下さい。

 

ずばり、イメージとしてはフェンシングの構えのように自分の感覚を研ぎ澄ますような感じです。すぐに動けるように、力を抜いてリラックスして相手の動き、変化を的確に捉えるみたいなイメージですかね。

 

今、この瞬間に集中して一切の評価や判断を挟まず、ただあるがままを眺める

 

そんな感じです。

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最後に

如何でしたか?

 

2回にわたって、組織(会社)で心と体を守る為の情動マネジメント方法についてご紹介させて頂きました。

 

1、2日で習得できるものではありません。

 

しかし、関係の質を高める為には、自分の情動をコントロールできるようになることが何よりも大切ということをお伝え致しました。

 

世知辛い現在の世の中では、周りから結果の質ばかりを求めれると思いますが、まずは自分の仕事のアウトプット以上に自分の情動マネジメントに集中しましょう。
そして、自分の周りの関係の質を高めていく。
そうやってコツコツと周囲の雰囲気を良くしていくことが組織で生きていくための重要なスキルであると思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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