【体験談】もう、仕事に行くのが辛いヒトへ

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👆の写真は、サラリーマン時代の僕の心情にぴったりなイメージです(´;ω;`)

 

当時の僕はまさに、いつの間にか出口が見当たらない深い森の中に迷い込んでしまったかのようでした💦

  

深い森の中に迷い込んだような状況では、自分の心境や状況などを客観的に認識することが全くできませんでした。
加えて、それは自分だけではなく周りの人にとっても同様です。
日々近くで接している周りの人にとっても、苦しんでいる人の態度や考え方などは、その人特有のものだと認識してしまうものです。

 

現在わたしは、会社をやめて休養を取りながら次の就職まで心身の体力を蓄えている段階です。

そして最近ようやく、当時の精神状況を客観的に振り返ることができるまでに回復しました。

 

そこで今回は、私がサラリーマン時代にどのような精神状態且つ、身体反応があったのかについて、お伝えしたいと思います。

 

お前と一緒にするな!

お前のような、ストレス耐性の低い人間ではないんだ!

お前の様に気楽に辞めてしまえるような身分ではないんだ!

 

勿論、ストレス反応は人それぞれ異なりますし、どこまで参考になるか分かりません。
不快な思いをさせてしまったり、イライラさせてしまうようでしたら、大変申し訳ありません。

 

皆さまの不快な気持ちやイライラするお気持ちが安らぎ、穏やかになることを願っております。

 

それでは、よろしくお願いいたします。

 

僕は、自分自身と向き合い生きることが少し楽になりました。
どんなことをしたのか詳しくチェックしたいという方は、コチラへ!! 

 

出勤時

当時の朝の日常。

 

会社に行くまでの用意は早々に済ませ、玄関でしゃがみ込むのが毎朝の儀式。

 

どうしてもドアを開けることが出来ない。
心配そうにしゃがみ込む僕を覗き込むように眺め、今日は休むかと聞いてくる妻。

 

休めるわけがない。何も分からずに暢気なことを言う妻に苛立つ。
しゃがみながら、その日にこなさなければいけない仕事の予定を頭でシミュレーションしてみる。

 

質・量ともに自分の力量は遥かに超えており、自分自身が自発的に生産性のある行動を取れるイメージがどうしても持てない。
無論、サポートなどを求められる精神状態ではなく、助けとなってくれると信頼できる人間も見当たらない。そして、事実として、SOSを挙げたところでサポートが得られるような職場環境ではない。

 

頭痛がする。

 

市販薬よりも強力なタブレットはいつもカバンにストックしてある。名医だと有名で予約をとって行列ができる頭痛外来には数年間通い続けてもらっている薬だ。
新薬なのかとても高額だ。一か月に7,8千円の費用が掛かっていた。

 

自然と流れる涙を拭い、今日だけだ。今日で最後だと言い聞かせて、勢いでドアを開ける。

 

それが当時の朝の日常だった。

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勤務中

朝は、必ずトイレの個室に逃げるように籠っていた。激しい腹痛で下痢が酷かった。

 

また、叱責を受けたり、予測しない短納期の突貫の依頼が舞い込んでくる度に精神的な負担が重なり頭痛で頭が働かなくなった。頭痛の中で働かない頭を強引にフル回転させて全力で仕事に取り組むことで、身体と心が完全に壊れていった。

 

オフィスで、鼻血が出てしまうことがよくあった。
とっさにトイレに駆け込むことで周りの人にはそれとは悟らせなかったと思う。
精神的に余裕がないことを人に悟られてしまうことが恐くてしかたなかった。仕事が出来ないことを非難されたり、バカにされたという意識が自分の中に強く、それに酷く傷つき恐れていたからこその恐れだったと思う。

帰宅後

残業を済ませ、夜遅くに帰宅した後は疲れてすぐに眠ってしまいたかった。
しかし、寝てしまうと、すぐに朝となってしまう。
朝がくるのが恐ろしいという思いから、すぐには寝ることができなかった。

 

疲れ切った中、ひたすら朝を怯えて過ごす家族との時間。
団らんの時間などは全くなかった。プライベートなどなく、全てを仕事に捧げていた。

 

全ては仕事のため。
遊びたいから遅くまで起きているのではなく、朝がこわいから寝れないのだ。

 

だけど、早く寝なければ明日の仕事に支障をきたし、明日恐い思いをしてしまう。
疲れをとる事ができない恐怖が、朝が来るという恐怖に打ち勝つ時間に眠りにつくことを決心する。

 

ところが、寝たところで、1時間おきで目が覚める。夜中にスマホで時間を確認せずとも時間は感覚で分かる。

 

今は何時だろう。
3時だ。良かった。まだ、朝まで、時間がある。休めるな。

 

今は、何時だろうか。
恐らく5時位だろう。スマホで時間を確認してみる。

 

6時だ。
そろそろ起きなければならない。大丈夫だろうか?仕事に耐えうる必要な睡眠は十分にとれているのだろうか?
5時だと思っていたのに実際は6時。
1時間分、自分の意識する睡眠と比較して足りておらず、日中に睡魔に襲われ仕事に支障をきたすのではないか?それでなくても、負荷が掛かれば頭痛で頭が働かなくなってしまう。頭痛が恐い。頭痛がなければ、仕事が思い切りできるのに。そうすれば、すこしは怒られたり、恥をかかないで済むのに。
どうすれば、怒られて恥をかくことを回避できるのだろうか?

 

そろそろ時間だよと妻が起こす声が聞こえる。
今日は頭痛がするだろうか?睡眠は足りているか?

 

僕は万全の仕事ができる状態なのだろうか?

 

仕事を思い切りできる身体と心が欲しい。 そのために休む時間がもっともっと欲しい。

当時思っていたこと 

一体あと、どれくらいこの苦しみは続くのだろうか?

 

みな、どうして淡々と仕事をこなしていくことが出来るのだろうか?

 

自分はなんでこんなに苦しいのだろうか?情けない。自分は普通にそれなりに社会で生きていくことがどうしてできないのだろう。

 

面白い事なんてなくていい。仕事はつまらないし嫌なことばかりと愚痴をいうレベルで、それ以外の自分の趣味ややりたいことをやって過ごす生活がどうしておくれないのだろう。 

 

はやく、定年というか引退したい。仕事をもうしたくないな。
朝起きたら70歳になってたらいいのにな。

 

本気でこんな風に思ってました。

 

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前線を離脱した今の思い

トンデモナイ激務の環境から、精神疾患となり、休職 ⇒ 復職 ⇒ 退職を経て、就労移行支援所(リワーク)に通いはじめ気がつけば、はや1年が経過しようとしてます。

 

これまでに病院やリワークで様々な心理プログラムを受けて自分と向き合ってきましたが、そろそろ就職活動のフェーズに入る段階がやってきました。
(まだ、世の中的にコロナ禍がおさまるまでは身動き取れないですが(^-^;)

 

社会からドロップアウトしたぴよたま氏が社会復帰を目論み、考えたあれこれも記事にしておりますので、ご興味がありましたら、ご覧ください。


★★障害者の就労定着率に関して調べた記事☆☆

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★★特例子会社なるものに関して調べた記事☆☆

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★★就労パスポートなるものに関して調べた記事☆☆

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また、コチラの書籍も有名ですが、紹介させて頂きます。
ここまで文字が読める状況であれば絶対におススメですので是非ご覧になってみたください。

 

 

最後に

如何でしたか?

 

このご時世、仕事が楽しいと思っている方も勿論たくさんいると思いますが、それと同じくらい仕事が苦しくてストレスがあって堪らないという方も多くいらっしゃると思います。

 

月並みなコメントになってしまいますが、辛い時は自分では視野が狭くなってしまっていて取れる選択肢が非常に限定されてしまいます。

 

ですが、昔の自分に言えることは、

 

よく休む決断をした

 

という事と、

 

もっと、早く決断をするべきだった

 

という事です。

 

あと少しでも、決断が遅れていたら間違いなく僕はこの世にいなかったと思います。

 

そして、とっても悲しいことですが、精神疾患はこじらせてしまうと元に戻すのはもの凄く苦労します。現在、リワーク施設で健康的な心身を取り戻す為に取り組んでいますが、もの凄く苦労をしています。

 

ですが、決断をするのは簡単なことではありません。
僕自身、仕事をやめる時には、

 

"ビジネスの前線を離脱する”

”障害を受け入れる”

”負担の少ない仕事に移行する”

”給料よりも健康を優先する”

 

を拒絶して、症状を悪化させてしまいました。
今でも、これらを受け入れることは簡単な事ではないと思っています。家庭を顧みず心身がボロボロになるまで全てを仕事に捧げてきたのにそれを全て捨て去る価値観で生きていくことなど出来ません。

 

おそらく、一生苦しみ悩み続ける問題だと思います。

 

将来、前線を退いた環境で穏やかに生活をするようになっても、ある日ふと昔いた環境を思い出して悔しさがこみ上げたり、現状を情けなくなったり、昔僕を傷付けた人を羨んだりすると思います。

 

でも、負けた人には負けた人の生き方があると思っています。

 

負けた経験や悔しく、みじめな思いもそのまま受け止め、愛して生きていきたいと思います。 

 

今、苦しみの中で身動きがとれずに動けなくなってしまっている皆さまも、最終的にきめるのは皆さまですが、僕はそんな風に自分自身と環境を変えて生きる道を選びました。

 

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なお、就労移行支援事業所(リワーク)では、臨床心理士さんやカウンセラーさんの指導のもとに様々なストレス対処法を身に付けることができるところも多くあります。

 

色々な種類の施設がありますが、見学だけでもOKですので、ご興味なるかたは是非以下のリンクでご自身にあったところ探されることをおススメします。
 

そのひとりの「働きたい」にこたえる。【LITALICOワークス】 

お仕事復帰や自立を全力サポート | 就労移行支援のCocorport(旧社名:Melk) 

障がいのある方への就労移行支援【パーソルチャレンジ・ミラトレ】 

 

また、昨今は障害者向けの就職・転職支援サイトも非常に充実しています。
就職・転職のプロの支援を無料で受けられますし、ハローワークにはない求人案件もみつかると思いますよ。


心身状態に合わせて、既に就職活動のフェーズに入られている方は、是非コチラをご確認下さいね。

 

障害者の就職・転職なら【dodaチャレンジ】 

プロと一緒にする転職活動!障害者の就・転職ならアットジーピー【atGP】 

 

長くなりましたので、今回はこれにて。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

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