【実録】費用総額1000万円以上!?うつの僕が試した民間療法を大公開
僕は、サラリーマン時代に極度の仕事ストレスで心身ともにズタボロになりました。
現在は退職し、病院にも通院しながら就労移行支援所(リワーク)という障害者が社会復帰をするために支援が受けられる施設に通所をしております。
サラリーマンとして働いていた当時は、心療内科の扉を叩くことにどうしても抵抗がありました。
そこで、騙し騙し仕事を続ける為に、土日は必ず自分の心身のケアをするためだけに時間とお金を使いました。
この記事では、サラリーマンとしてストレスと闘っていた時にお世話になったたっくさんの(笑)民間療法たちを紹介させてもらいます。
それではよろしくお願いします。
(*)当時のサラリーマン時代の壮絶な(!)精神状況、身体状況などについての記事や、一度社会からドロップアウトしたぴよたま氏が社会復帰を目論み考えたアレコレの記事もご興味がございましたら、眺めていって下さいネ!
- ストレスを撃退できる給与とは?
- 民間療法①:整体・タイ古式・リンパマッサージ
- 民間療法②:針・鍼灸
- 民間療法③:ホメオパシー
- 民間療法④:イトオテルミー
- 民間療法⑤:催眠療法、ピラノセラピー
- おまけ:頭痛外来
- 最後に
ストレスを撃退できる給与とは?
ちょっと言いにくくはあるのですが、客観的な事実なので。
僕がいた会社は世界中で誰もが知っている超有名な日系企業です。
僕は、そこの本社で勤務し、海外事業部で世界中の顧客を相手にしていました。
会社は、古い体質でエリート意識が高く、出身大学の話題が出ることもしばしば。
東大、京大、早慶出身の方が本当に当たり前のようにゴロゴロいるようなところでした。
国際的にはどうかと思いますが、日本はまだまだ学歴社会だと強く感じざるを得ません。
そんな環境でしたので、当時はそれなりにというか、かなりの給与を戴いていました。
しかし、仕事でストレスを溜めまくった僕は、ストレスを和らげる為に莫大な時間とお金を消費しました。
ちなみに、いくらお金をつぎ込んでも仕事で溜まったストレスを取り除き、こころから安らげることは出来ませんでした。
まさに、お金では買えない自分にとっても最も大切な「こころ」を失ってしまいました。
マルクスによると、労働者の値段(給与)とは、
労働力の再生産のための必要な費用=労働力の再生産費
食事をとる ⇒ 睡眠をとる ⇒ 仕事をする ⇒ 遊ぶ ⇒ 食事をとる、と循環させるために必要な費用。(子供の養育費や、生活費などもろもろを含む)
と考えられるみたいですね。
そういう意味では、世間一般では高額と思われる給与額でしたが、
マジで僕にとっては完全に足りませんでした。
というか、年収が一億円あっても足りなかったかもしれませんね(´;ω;`)
給与額だけを額面だけで考えるのはナンセンスだと身を滅ぼして学びました。
民間療法①:整体・タイ古式・リンパマッサージ
これは、本当にめっちゃくちゃ行きました。財布に診察券やらポイントカードが溜まりまくり(^-^;
これらはとにかく頭や腰痛とか肩こりなどが酷いときに助けてもらいました。
定期的に通いはしたものの、僕の場合はストレスサインとして身体が訴えてきているので、患部自体のコリをいくらほぐしたところで根本解決には至らず。
施術を受けている時はとっても気持ちよくリラックスはできましたが、施術後に身体がラクにあるという実感は全く得ることが出来ませんでした。
民間療法②:針・鍼灸
個人でやっているところに毎週土曜日に一年程お世話になっていました。
施術は一時間みっちりやってくれるのに、たったの2000円。
そんなに安くて、大丈夫なのかなーって心配に思った。
針は指圧で届かないレベルの肩こりに対して、神経にダイレクトに響く感じでとても気持ち良かった。ただ、ツボにダイレクトに刺さるとき(特に腰)などは、激しい電流のような激痛が走って思わず大声で叫んでしまった(^-^;
こちらも、施術中に気持ちよかったり、いくらか安らげるが、施術後に身体や気分が改善するというようなことは全くなかった。
原因である仕事のストレスが大きすぎるので、外から身体に刺激を与える程度で改善を期待するなんて甘すぎたのだろう(´;ω;`)。
まさに、火事場にジョーロといった感じでした。
民間療法③:ホメオパシー
ここからは、マニアック編に入ります🐢
ホメオパシーです(笑)
知ってますか?
簡単な説明をWikiより引用します。
ホメオパシー(漢字表記では同質療法[1]、同種療法[1]、独: Homöopathie、英: homeopathy, homoeopathy、homœopathy)とは、「その病気や症状を起こしうる薬(や物)を使って、その病気や症状を治すことができる」という原理のもと、1796年にザムエル・ハーネマンが提唱した[1]。またホメオパティとドイツ語風に呼ばれることもある[2]。
ホメオパシーの理論・効果については、現代医学の研究結果でプラセボ(偽薬)効果以上の効果はないとされている[3][4][5][6][7][8][9][10]。
用いられる薬の「レメディ」は、現代医学の見地からはただの砂糖玉にすぎず、それ自体に害は無い。しかし本来は適切な医療行為を受けるべき人が代わりにホメオパシーを使うことで死亡事故などが引き起こされる事がある。・・・・(Wikipediaより引用)
もう10年以上前になりますが、知人の紹介で試してみました。
まず、ホメオパスと呼ばれるホメオパシー治療を専門に行う人との面談をして、自分の身体や精神の不調を伝えました。そして僕にあった配合(?)の「レメディ」と呼ばれる薬を検討して貰い、後日受け取り服用をしました。
ちなみに面談では、普通の民家に伺い話をしたのですが、その時はなんだか恐ろしかったです。
ホメオパスの方は優しい口調で自分も以前は心身ともにボロボロだったけど、全てホメオパシーの「レメディ」で良くなった。あなたも何も心配いらない。
よく、情報過多のこのご時世に本物をみつけたといっていました。
面談や「レメディ」に掛かる費用は昔のことなのではっきりと覚えてはいませんが、決して安いものではなかったと思います。
さらに、効果が出るまでは時間が掛かる為、定期購買をしなければいけないとのことでした。
「レメディ」はWikiの説明にある通り、本当にただの砂糖玉のような金平糖みたいな小さな粒でした。
そして、電磁波(??)の影響で効果が弱まるので、アルミホイルに包んで保管をするように言われました。
あとは、よく分からない飲み薬ももらいましたが、何度か砂糖玉を飲んだ後にあまりにもバカバカしくなってしまい、信じることができずに服用をやめてしまいました。
気付いた時には、アルミホイルに包まれた砂糖の粒と謎の液体は妻に捨てられていました。(安くはなかったのに(´;ω;`))
ホメオパシーで救われたかたもいらっしゃると思いますので、この製品や製品に関わる方を批判する意図は全くありません。ただし、当時の僕はそれを信頼し、服用を続ける根気がありませんでした。
仕事に苦しみ、常識的な感性を持っていて冒険をすることに抵抗があるという人間にとっては、ホメオパシーは敷居が高いものであったかなと一ユーザーとしては思います。
民間療法④:イトオテルミー
さぁ。ここまで来るといよいよ知っている方が少なくなるのではないでしょうか?
イトオテルミー療法概要:
からだにぬくもりと刺激を与えることで、自然治癒力に働きかけ、病気の予防、疲労回復、健康増進を図る温熱刺激療法です。
効果、効能:
疲労回復、血行をよくする、筋肉のこりをほぐす、筋肉の疲れをとる、神経痛、筋肉痛の痛みの緩解、胃腸の働きを活発にする。
特徴:
テルミーのぬくもりは、優しくおだやかです。
こどもからお年寄りまで、家庭で簡単にかけ合いができ、自分自身でもかけられます。
副作用がなく、医薬品との併用も差し支えありません。(イトオテルミー親友会HPより引用)
2,3回施術を受けました。なんとなくお灸に近いデスね。ぽかぽかと気持ちいいです。
ただし、終わった後に髪の毛とか体中に煙の臭いがえげつなく付きます。お風呂に入って綺麗に洗ったあともアタマの匂いは取れず、妻には大不評でした(^-^;
他の民間療法と同様でやっている時にいくらかリラックスできましたが、根本改善には至りませんでした。もっと、根気よく続けていたらまた違っていたのかもしれませんが。
民間療法⑤:催眠療法、ピラノセラピー
これは、凄かったです。
催眠なんて胡散臭いし全く信じなかった僕ですが、藁にもすがる思いで試してみました。
結論から言うと、期待していた効果は残念ながら得られませんでした。
しかし、催眠には掛かりました。
身体が勝手にブルブル動いたり、自分の意志とは反した動きを勝手に自分がするという経験ははじめてしたので新鮮で楽しかったです。
ただし、一回1or2万程度の施術費用で10回分のクーポン券を購入して得たものはその最初の感動くらいのものでした。
あ、でももう一つすごい体験をしました(゚Д゚;)
何でも施術してくれる人がとても精神的にリラックスが出来て気持ちもすっきりする自己暗示があるらしく、今からそれを自分にかけるからみていてくださいとのこと。
場所は、普通の民家の様な間取りの一室。
僕は丸椅子に座っていて、施術をしてくれている人は、フローリングの床に座り込んでいました。
すると、次の瞬間!
なんと、僕の目の前でその人は急に意識を失ってブルブルと痙攣しだしました。
数秒間、魚のようにピチピチと飛び跳ねるその人を丸椅子に座って黙って眺める僕。
ストレスで死にたくなる程辛い思いをしている僕の目の前で一体何が起きているのでしょうか。この絵は究極的にシュールな絵だったと思います。
その人は、数秒後に我に返り、僕の方をみてニッコリと微笑み、
「こんな感じです♪これをやるととってもすっきりして僕は毎日やってますよ。
いづれぴよたまさんも自分で出来るようになるように指導させていただきますからね~」
。。
。。。
。。。。この体験を帰宅後に妻に話したら、大爆笑してました🐢🐢🐢
結局、その技は習得したくないできないまま、そこへ通う事は中断されました。
おまけ:頭痛外来
さて、僕は社会人になってからストレスで緊張すると頭痛が起こりその対処として市販薬を服用していたのですが、飲み過ぎで効かなくなってしまいました。
そこで、頭痛外来に通院をはじめて、市販薬よりも強い薬を服用しました。
10年位飲み続けました。新薬だった為、頓服は毎月7,8千円の費用がかかりました。
飲むと確かに痛みは楽になりますが、感覚を麻痺させているという感じで頭全体がクラクラするような感覚でとても辛かったです。
ちなみに、全ての方に当てはまるワケではないと思いますが、心療内科に通院してうつ病の治療に真正面から取り組んだ今は頭痛はほとんどなくなりました。
頭痛外来にも通わなくなりました。
頭痛外来で、心療内科の受診を勧めてくれてもよかったのにと思ったのですが、医療機関としては、自分が専門とする疾患の場所のみを診断するようになっていて、患者の抱える問題をトータルでみるようには仕組みがなっていないんだなぁと今になって思います。
もちろん、当時の僕は心療内科に行くことに抵抗があり行けなかったですし、頭痛に酷く悩まされていたので、頭痛の苦しみを緩和してくれる対処をしてくれた頭痛外来の機関にはとても感謝しています。
ですが、一生頭痛に苦しむのではと不安な方は、別の疾患(特に受け入れがたいですが心療内科が関わる精神的な疾患)を疑ってみるのも有効だと思います。
最後に
如何でしたか?
結論としては、
心療内科に行かなきゃ、根本解決にはならないので肩こりも頭痛も治らない
これが僕の答えでした。
精神疾患があることを認めるくらいなら死んだ方がマシだと思っているかたこそが精神疾患になると思いますので、この事実は果てしなく残酷です。
ですが、僕の経験ではそれが実証されました。
そして、信じられないと思いますが、
精神疾患を受け入れても、人(あなた)は生きていける(それも笑顔で)
ということも、僕の経験です。
どのように生きるか、心療内科に行って身体の凝りや首の痛み、頭痛の原因と向き合ってみるかみないか、全て自分次第です。
正解はありませんが、ご覧になって下さったみなさまが自分らしく穏やかに生きていくことを願っております。
TO:同じ苦しみ(精神疾患)をもつ、ソウルメイトへ
僕のブログで一番力を入れて書いた記事がコチラです。
興味があったら、覗いてみて下さい。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
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