2020年6月から、職場におけるハラスメント防止対策が強化されたYO!
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僕は、会社でのストレスによってうつ病になりました。
うつ病の要因は複雑ですし、一つになんて絞ることなどはできませんが、間違いなく、仕事によって大きなストレス環境に晒され、精神が破壊されていったと自分では思っています。
うつ病になったことに対して、会社とは争っていません。
しかし、うつ病になった後も、不当な扱いを受け続け、それによって体調を悪化させてしまいました。
苦しみを訴え、会社へどうにか誠実に対応をして欲しいと再三お願いし続けましたが、無視され続けて、相手にしてもらえませんでした。
その為、仕方なく労働基準監督署に相談に行き、会社に対して指導・助言をお願いして、ようやく会社を動かしてもらった経験があります。
今になって振り返ってみますと、この会社が特別に悪い企業だったという訳では決してないと思います。
当時の会社は、産業医もカウンセラーも在籍しておりましたし、法令遵守などの観点においては超が付くほどの優等生企業でした。
ですが、残念ながら(当たり前かも知れませんが)、会社という組織は一社員などはまともに相手をしてくれません。
この世知辛い社会の荒波の中でご活躍されている方であれば、わざわざ僕が指摘するまでもなく、イヤというほど理解されていると思いますが、パワーハラスメントをはじめとしたあらゆるハラスメントなどは、組織の仕組みだけを満足に揃えたところで、深い深い現場の世界では、不況の波を受け、しわ寄せがいき、悲惨な程に増加傾向にあります。
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以下は、厚労省の出している、都道府県労働局等に設置した総合労働相談コーナーに寄せられる「いじめ・嫌がらせ」に関する相談件数の推移を示しております。
見事に右肩上がりの増加傾向にあります。
今の世の中は、どれだけ悲惨な環境を経験したかについての武勇伝がサラリーマンが飲み屋で最も盛り上がるテーマになるのではないでしょうか?
パワハラについての経験の有無を調査した厚労省のデータもみてみましょうか。
調査実施時(平成28年)の過去3年間にパワハラを受けたことがあると回答した者は、回答者全体の32.5%、パワハラをみたり、相談を受けたことがあると回答した者は、回答者全体の30.1%、パワハラをしたと感じたり、したと指摘されたことがあると回答したものは11.7%でした。
パワハラというカタチで、基本的人権を侵害されたことがある人が、3人に1人はいるのがこの国の就労環境なんですね。(感覚的には、もっと多いような気もしますが。)
こんなことが許されていいんでしょうか?
冷静に考えるととんでもなく恐ろしい世の中です。
そんな世の中の動きを受けてか、今月からハラスメント防止対策が義務化されることになることが、厚労省から発表されました。(中小企業はしばらくは努力義務?)
義務化をされたと言えど、罰則規定などもなく、現場で働く方の職場環境の改善までは、まだまだ課題は多いと思いますが、ともあれ、パワハラで職を失う事となった身としては、嬉しい動きではあります。
ですが、厚労省からそんな報せが出たと思えば、こんなニュースも。。
本当に心の底から悲しくなります。
どうにか、世の中がもっと穏やかなモノになって欲しいと祈りたくなってしまいます。
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残念ながら、パワハラや如何なるハラスメントは許さない!!と個人が思っていたところで、絶対に巻き込まれないで済む安全な場所は今の日本の社会にはないです。
まず、そのことをしっかりと受け止めて、自分の身を自分で守る為に必要なセルフケアのスキルを学び、身に付けていくしかないのではないかと思います。
メンタルヘルス関連の記事はコチラをご覧ください。
共に社会の荒波を生き抜きましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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