うつ病での入院生活で自分と向き合った時のはなし

こんにちは。
 

僕は、歯を食いしばって10年間サラリーマン生活を送ってまいりました。
その結果、うつ病となり遂に働くことが出来なくなりました。
現在は、職を離れて闘病生活を送っております。

 

少しずつ回復してると思ったら、また逆戻り、、みたいな状況を何度も繰り返しています。そして、気がつけば自分自身の内側だけを真正面からみつめはじめてから約3年強が経過しました。

 

その間、細かい日程や回数はもう覚えていませんが、少なくとも5回は精神病院に入院しました

 

そこで、今回の記事では、僕がこれまでの入院生活で学んだことについてご紹介をさせて頂きます。

 

それでは、よろしくお願いいたします。

精神病院の入院生活ってどんな感じ?

そもそも、精神病院の入院生活って何やんの?っていう疑問があると思いますので、僕が入院していた病院での一日の流れをご紹介します。

<一日のスケジュール>

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こんな感じですね。
加えて、週一程度で主治医の診察がありました。また、希望すれば、臨床心理士さんとのカウンセリングが、理学療法士さんによるストレッチなどもすることが出来ました。(一週間に一度30分間)

 

午前、午後のプログラムというのは、ヨガやストレッチなどの運動系や、合唱、手芸、映画など様々なものが用意されておりました。

 

この通り、基本的に何の制約もありません。スマホも使え、Wi-Fiも飛んでました。ノートに記載すれば、一時間以内の外出も可能です。僕は、よくコンビニまでアイスを食べに行ってました。

 

このように、おおよそストレスとは無縁の正に至れり尽くせりの環境が用意されていました。

穏やかな空間で静かに病気との死闘を繰り広げる患者たち

想像できないかもしれませんが、身体自体が健康な若者にとっては、この生活だと一日の時間がめちゃくちゃ長く感じます。外からの刺激が何もないため、何もしないでいると、必然的に自分自身の悩みや苦しみが頭を支配します。
見かけ上は平静を装っていても、全ての患者が上手く休養を取ることが出来ず、さまざまな葛藤と闘い、悶える空間。それが精神病院の入院病棟でした
(実社会をデフォルメしたリアルな縮図といった感じだと思います。)

【入院初期】他の患者と思いを分かち合う

僕は、入院当初は何もしないで一人でただ時を過ごすということがどうしても出来ませんでした。やることが無ければ一秒だってそこに存在することが困難でした。外から刺激が何もないと、自分の内部から様々な苦しみが襲ってきてしまい、飲み込まれていってしまいました。

 

そこで、僕は入院患者同士のコミュニティにすがりました。
話をすることで、どうにか気を紛らわすことができました。
また、同じような苦しみを持つ人と話をすることで、共感を得ることができて寂しさを緩和させることもできました。

 

仲良くなった患者さんが退院していなくなると堪らなく寂しくなり、また新たなコミュニティを求めました。
とにかく、寂しくて仕方なかったんです。
同じような人が多かったと思います。患者同士で談話室に集まり、とても賑やかに談笑をしました。とても精神疾患を抱えている人の集まりとは思えない程、大笑いをしたり楽しい時間を過ごしました。
しかし、消灯時間になり自分のベッドの上に戻るとみな一人になり、自分と向き合う時間が始まります。そうやって、入院生活を耐え忍んでいました。

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【入院中期】他の患者を傷付けてしまう


患者同士で寂しさを紛らわせておりましたが、次第に様々なトラブルが起こりました。精神患者はとても繊細で些細なことが問題に発展することを学びました。

<トラブル事例①> 席が無くなってしまう

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 <トラブル事例②> 家族写真などを患者仲間にみせてしまう 

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<トラブル事例③> 急に、警察呼ばれて取り調べを受ける

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このようなトラブルを避けるためにも、次第に必要以上に患者間での付き合いをすることをやめました。
孤独に潰されそうなときは、看護師など病院スタッフに話をするようにしました。

【入院後期】謙虚になろう。自然体でいるしかない。

僕の存在そのものが不快な人もいるだろうし、接するタイミングなどが悪く、相手に不快な思いをさせてしまうこともあることを学びました。
とにかく、謙虚になろうと決意しました。
そして、人と共感できること自体を当たり前と思わず、もっと感謝しようと思うようになりました。

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相手のことを思いやる気持ちを強く持たないとダメだということを学びました。
一人が寂しくて、誰かと話したり繋がりたいと思う以上は、相手の立場にたって考える謙虚な姿勢がないと本当に誰からも相手にされないということを学びました。

最後に

如何でしたか?
本記事では僕が精神病院の入院生活で学んだ人生の教訓についてご紹介をさせて頂きました。僕の言うことが絶対などと言うつもりは毛頭ございません。

 

うつ病の治療過程は十人十色の経過を辿るものだと思います。今回ご紹介したものもあくまでも一例に過ぎません。

 

しかし、病気から逃げず真正面から向き合うことで、自分だけしか語ることのできないストーリーが生まれるものだと思います。

 

本記事をご覧くださったみなさまもご自身と向き合い、いつの日か自分だけのストーリーを是非ともお話し下さい。いつでも、ご連絡お待ちしております。

 

最後まで、ご連頂きありがとうございました。

 

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