百田尚樹のはじめて読む小説【おススメ5選】

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放送作家として、人気番組「探偵!ナイトスクープ」など多数の構成を手掛ける百田尚樹さんの本ではじめに読むべきおススメの5冊を厳選して紹介させていただきます。

 

この順に読んでいけば、あなたも百田ファンになること間違いなしです!!

 

それでは、よろしくお願いします。

 

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ラスト一行の破壊力に圧倒!読みやすさ抜群短編集

まず、はじめに【幸福な生活】を推薦させて下さい。

 

この作品は、全て20ページ程度の全く異なるタイプの面白いストーリーの短編集となっています。

 

とにかく、短いので、マンガを読むような気分で気軽に読めます。
なにより、文章がとっても分かりやすい。
ダラダラと余計なことが描かれておらず圧倒的に読みやすいです。

 

そして、何といっても、全ての話で最後の一行に秀逸なオチがつけられており、その最後の一行は、全て偶数ページに配置されているので、ページをめくるまで、その一行が目に入らないように構成されています。
その演出も見事。とてもエンターテインメント的にワクワク、ドキドキできて秀逸です。

 

放送作家という、名前を前面に出さないで、裏方としてあくまでも作品のコンテンツにこだわる立場がバックボーンであることが百田尚樹の強みであり、その部分に宮藤官九郎さんは嫉妬をしていると解説にあります。

 

さまざまな視点で描かれるストーリーを短編にまとめあげて圧倒的に面白いストーリーと秀逸なオチをつける百田さんの力量に思わず、唸らされました。

 

本作は、ダークなネタが多い為、どことなく「世にも奇妙な物語」的な作風であるように思います。

 

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とにかく、漢の中の漢が描かれた作品

次に、おススメしたいのはやはり、「永遠の0」「海賊と呼ばれた男」でしょう。

 

 

この作品の素晴らしいところは、何といっても、出てくる男たちの魅力が半端ないということです。

 

いや男ではない、、もう作中に登場するのは漢の中の漢なんです(´;ω;`)

 

歴史的な視点では、戦争美化とか事実と反しているとか批判があるようですが、全く気にしていません。

 

これは、エンターテインメントなんです。

 

そして、エンターテインメントとして、僕にとっては、強く心を打たれる作品であると文句なしに人におススメすることが出来ます。

 

ドラゴンボールフリーザ相手にスーパーサイヤ人になって留めをさした悟空に対して、

 

悪に対して、暴力で返すなんて悟空はけしからん。

暴力では何も解決しない。フリーザの悪を暴力以外の方法

で駆逐することが大切なのではないか?

 

いやいや、元気玉界王拳スーパーサイヤ人も超カッコいいよ!
それでええやんね。というのと全く同じなのでと思います

 

両作品に登場する主人公は、文句なしにカッコいい!
男であれば、こんな漢にあこがれるでしょう。

 

エンターテインメント的に楽しい言いましたが、それでも、勉強になった点もありました。

 

「海賊と呼ばれた男」を例に挙げます。

 

作品では、主人公の視点の正義観を軸に置いて物語が進んでいきました。
これは、日本の一民間企業としての社会貢献を目指す倫理観・正義観です。

 

しかし、作中では敵役として描かれていた戦後の官僚、または国際石油資本にも主人公同様に彼らの倫理観・正義観で闘っていたという点です。

 

官僚 ⇒ 民間の過当は競争を排除し、供給安定、計画投資を目指す

国際石油資本 ⇒ 改革を推し進める強者の論理

 

あらためて、それぞれの立場や都合で動いているにすぎないのだということを理解して意識するという点を学びました。

 

物事を主観的に捉えずに客観的に考える上ではこのような点を意識することは大切であると、とても勉強になりました。

 

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人間心理を描く本格サスペンス

最後に、人間心理を描いた本格サスペンスのおススメ2作品を紹介させていただきます。

 

ずばり、「モンスター」と「プリズム」です。

 

個人的にはこの2つが百田作品の中では印象深いです。

 

「モンスター」は、醜い女性が美容整形をして絶世の美女と生まれ変わり、かつての同級生に復讐をしたり、初恋の相手に情念を燃やすといった、まぁよくある設定です。しかし、繊細で丁寧な描写を分かりやすく簡単な文章で綴っている本作は非常に優れた作品だと思います。

 

「プリズム」の方は、多重人格者をテーマとして、既婚者の女性が多重人格者のある人格に恋をしてしまうというもの。ミステリーのしかけとしてとても秀逸であり、とてもラストが苦しく、切ない。

 

どちらの作品も、人間の繊細さや闇に鮮やかなスポットを当てておりますが、非常に深いテーマを分かりやすく、ダイレクトに描写している両作品は色々なことを思わず考えてしまう程、重厚で胸がいっぱいとなる作品です。

 

ここまできたら、確実に百田ファンとなっていることでしょう。

 

最後に

如何でしたか?

 

百田さんの文章はとっても読みやすく、エンタテイメント的にもの凄くおススメできます!

 

そして、いろんなタイプの作品があるのも特徴だと思います。

 

ドロドロとした人間模様をリアルに描く作品があったり、少年漫画のようにとにかく男気全快の世界観があったり。

 

どの作品にも百田節がちりばめられており、まだ読んでいない方は是非今回挙げた作品から百田作品触れてみて下さいね。

 

基本的に、難しい話はなく、頭を使わずにすっと内容が入ってくるとこは保証いたします。

 

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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